2011.12.25

坂の上の雲のつづき(2)

 2005年に続きを書くと書き残しながら、6年も経ってしまいました。
 
 そして3年越しのNHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』も本日終了。(BSで既に視聴)
 
 ドラマと原作は別物ですので同時には語りたくはありません。ただ少しだけ、感想なんかを。
 
 ドラマでの問題は、女性陣(とりわけ菅野美穂演じる正岡子規の妹)が出過ぎていて原作が描きたかった明治の群像をぼかし過ぎていることではないでしょうか。
 原作の文庫版の4巻からは女性陣は、ほぼ出て来ていません。好古、真之の家庭人として姿を描くためにしか彼らの婦人は出てきませんし、正岡子規の妹はドラマの10分の1も出てきません。
 
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 国家を背負うこと、出世と国家の成長がシンクロしていた時代、昭和期と違う明治期の軍人象、国民になったことの幸福感と国家の重圧(重税と国権)、そういったものを描いた群像小説であって、好古、真之の青春小説ではないと思います。
  
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2010.01.07

携えてきた小説

 神戸に唯一持ってきた小説は、「ケインとアベル」の続編にあたる「ロスノフスキ家の娘」。
 
 「ケインとアベル」と時代的にラップする章は、互いの小説が渾然となって記憶と多少違っていた。原題の直訳は「放蕩娘の帰還」。僕はレンブラントの「放蕩息子の帰還」を想像してしまうが、前作と同様聖書からとっているのであろう。
 
 結構、読み続けてしまう。「ケインとアベル」も重厚とは言えないが、過酷で、そして劇的な大河ドラマであるが、「ロスノフスキ家の娘」は前半は軽く読める。子供の頃はこの軽さがちょっと嫌だったのだが、今は気軽なものを読みたいときにはいいように感じる。
 
 そういえば米国出張中に一緒に仕事をしていた仲間の奥さんが退屈していて日本の本はないかと言われ、持参していた「ケインとアベル」を貸し、「非常に読み応えがありました。いい本ですね、日本に帰ったらもう一度かって読みたいと思います」と感想を言われたのを思い出した。
 
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2008.01.22

たまには

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「たまにはコミックでも」と買ってみたもの。

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2006.11.20

過ぎた後に

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何故か最近手にする作家の一人。
綴られたことばが、ちょっと琴線に触れたりもする。

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2006.11.19

携帯した本

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モロッコへの旅に携帯した本。
成田空港で購入し機内で読んだり、宿で読んだり。

パパ・ヘミングウェイは殆ど読んだことありません。
「老人と海」ぐらいでしょうか。
「キリマンジャロの雪」の冒頭は高校生の頃、立ち読みしたことありますが。

ドナルド・キーンと司馬遼太郎の対談も期待してなかった割は感心させらる箇所がいくつかありました。
これは完全に帰りの機内でのみ。

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2006.05.03

児童文学

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ふとしたきっかけに、たまに手にする本。
初めて読んだのは小学生。
この文庫をかったのが高校生。

村上勉氏のイラストが好きなんです。
僕が子供の頃はよく見たんですけどね。

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2006.01.12

白夜行

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 いつも、「白夜行」と「永遠の仔」の内容が僕の頭の中でゴッチャになります。流れるものに類似させるものがあるからなのですが、何か救われのなさの感覚は違います。どちらもまた読み直す気が今ひとつ起きない作品です。宮部みゆき著「火車」ならまた本棚から引っ張りだしたりますが。
 
 たったいまドラマ化された「白夜行」の一回目の放映がされていますが、構成はさておき雰囲気がまず原作とちょっと違うような。気がするだけです。
 (2回位しか読んでいませんし、おそらく最後に読んだのは4年前ぐらいでしょうか?覚えているのは、つらかった中国の仕事から半年ぶりに帰国した際、日本の活字が読みたくて帰国早々大量に購入した書籍のひとつだったので)
 
 わかり易くするためか、いきなり二人の闇を作り上げた原因と二人の関係を描いちゃってるのはどうでしょう?
溝口正史ものではないですけど、最後にドロドロとした登場人物の愛憎関係が一つの線で繋がるストーリーだと思うのですけど。ただ「白夜行」と「永遠の仔」ともにほぼ予想外の展開なしに霧の切れ間が見えてくる感じだったので趣が異なるのですが。
 
 昨年末「空の上の雲」を読み直し、さらに今、再度読み直しています。

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2005.12.13


僕はちょっと登山家に憧れがある。
 
NHKで井上靖著「氷壁」をドラマ化するらしい。実家の親の本棚の中にあった気がするのだが、無性に読みたくなり思わず本屋で買ってしまった。でも初版が古い。
 
山岳小説は夢枕獏著「神々の山嶺」以来か。

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2005.09.07

火吹きダルマ

 蘭医学者(技術者)が日本史上屈指の戦略家となり、幕末を収束させた話。
 
 彼のこの世に生きるにはおよそ不向きなほどの性格と歴史における技術者という境遇。僕には身につまされるものがある。
 
 司馬遼太郎曰く、人間の才能のなかでも、政治、音楽、芸術、の才よりも、軍事的才能ほど人間界にとって稀有な才(一民族に千年で2、3人)はないという。そして人間に関する重大な課題を秘めたこの才は教育では遺憾ともしがたいものらしい。
 
 皮肉は主人公と福沢諭吉の対比にある。彼らは適塾(のち阪大医学部の前身となる)出身で同門である。福沢が毛嫌いした長州に帰郷し、馬鹿にした攘夷熱で彼の望んだ世を主人公がもたらした。「明治という国家」での福沢と勝海舟の対比でも(この場合福沢に分があるが)福沢には含みを感じざるを得ない。

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2005.04.19

Cold

 結局、風邪で2日も休むことに。
 薬で得た小康時に、元防衛庁長官・石破茂氏の「国防」を読み、現外務大臣・町村信孝氏の「保守の論理」を途中まで。
 
 苦境・挫折を感じると手を伸ばしてしまう司馬遼太郎「関ヶ原」も衝動を抑えきれず。悔恨、それに尽きる。
 「ことを成す」、遂行で評価すべきか、完遂までをもって評価すべきか。悲壮美に酔うことを許さるるならば行動そのものにも評価を望む。救われない。
 頭痛はまだ止まない。

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2005.02.02

時折浮かぶ言葉


『「ま、幸せになれよ。いろいろとありそうだけど、お前も相当に頑固だからうまくやれると思うよ。ひとつ忠告していいかな、俺から」
「いいですよ」
「自分に同情するな」と彼は言った。「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
「覚えておきましょう」と僕はは言った。』
村上春樹著「ノルウェイの森」より
 
この言葉は時々僕を苦しめる。これを実践できるようになるには強靭さを身に付けなければ。

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2005.01.18

坂の上の雲

 最近再び、歴史小説読み直すようになった。
 
司馬遼太郎著「坂の上の雲」。社会人になって一番読んでいる回数の多い司馬遼太郎作品。
 
 明治国家とはなんなんでしょうか?書評はもちろん、感想も書きづらい。触れてはいけないことも多々あるし。通勤電車の中で読んでいるだけなので、思いが散漫。今回の読後の感想が落ち着いたら書き残そうと思います。
 
 直接的な引用でないですが、この本から参考にさせてもらった言葉があります。僕が中国出張中、大学を卒業したばかりの客先中国技術者に
 「君が一、頑張れば、君の国は一、良くなる。十、頑張れば、十、良くなる。僕の国ではそういう時代は過去となって、たんなる歯車だよ。だけど君は個人の利益と国の繁栄が一致した面白い時代にいるんだよ」
 なんて、生意気なことを20世紀が終わろうとしていた頃言ったことがあります。きっと当時、嫉妬していたんだろうな。年もあまり変わらなかったのに。
 
 やはり90年代後半にNHKで放映していた中央アジアで自国復興を目指す青年官僚が同じようなニュアンスを言っていたのもあって、「少なくとも間違ったことを彼に伝えていなかったなぁ」と安堵したのも覚えています。

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2004.12.11

The Prime Minister


最近読みかえした本
 
 一時期、宮城谷昌光の本にはまっていた。司馬遼太郎亡き後、読みたい歴史小説がなかったのと春秋戦国時代をちょっと知りたかったため。で宮城谷昌光作品の中で嫌いな本をピックアップして読んでみた。
 
 兎角、僕の管仲像を見事に壊してくれた一冊。改めて読んで最近出ている宮城谷版「三国志」を買う気を萎えさせてしまった。正邪の判断は読書がするものだと思うんです、ある程度作家がその判断のサポートをしてくれても。
 
kantyu
 
で、現在もベットの枕元にある本。これは適当な頁を開いて読んでいる。文体の容易さが寝る前にはいいですね、眠くなったら途中で本を閉じれるし。
 
syunjyuu

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2004.12.08

比較的最近読んだ本

ここ数ヶ月で読んだ新書。最近乱読ぎみです。

--- afterdark ---
前作の「海辺のカフカ」まではあった村上春樹の作風と違っているなぁと思いながら淡々と最後まで読んでしまった。いつも何かうまく表現できない感情が残るんですが、これは何の感情も残していません。

--- ブルータワー ---
カテゴリー的にはSFなんでしょうか?結構読んでいる最中はどんどん読めたが、夢中でと言うことではありません。

afterdark23



一方手狭な本棚を整理するのに処分しようかと思う本の筆頭の2冊。

男性だから受け付けないだけなのでしょうか?「センセイの鞄」なんかは結構気分よく読めましたが。

photo/tokyo_tower

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